失禁の原因は何??どんな種類が?便もある!対策と病気について解説

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自分の意思とは反して失禁してしまう・・・

こんなお悩みを抱えている方は少なくないかと思います。

なかなか周りの人にも相談することが出来ず、
1人で悩んでいても解決策も見出せず・・・

そんな状況では、
安心して日常生活を送ることは出来ませんよね。

そこで、今回は、
失禁についてお悩みの方のために、
失禁の原因や種類、対策などについて紹介してみたいと思います。

失禁でお悩みの方の少しでも力になれれば幸いですね。

なぜ失禁する?その原因について

By: darkday

人はどうやって排泄するのか?

失禁について理解するためには、
まずは排泄について理解する必要があります。

一般的に男性も女性も
尿を排泄するというプロセスにおいては、
大きな違いっていうのはありません。

膀胱に溜められた尿が
尿管を通って排出されることになります。

ただし、男性と女性では、
尿道の長さや尿道周りに違いがあり、

どうしても女性の方が尿道が短いことや
その周辺の筋肉が男性と比べて弱いことから、
失禁しやすくなっています。

この筋肉というのが失禁の1つの原因となり、
筋肉が衰えることによって、
失禁してしまうことへと繋がります。

筋肉が衰える他、
単純な排泄能力についても衰えが出ることになるため、
トータルの衰えから失禁へと繋がってしまうのです。

例えば、
足腰が弱ってしまい、
トイレに行きたくてもなかなか行けず、
その上に排泄能力も衰えたことから、失禁へと繋がる
なんていうような形です。

ちなみに、
こういった我慢出来ずに漏れてしまうというのは、
畜尿障害と言います。

それに対して、
尿を出し切ることが出来ずに、
溢れてしまうというケースは排出障害と言います。

また、
こういった単純な身体の衰え以外にも、
脳の疾患等によって、失禁を起こしてしまうケースがあります。

脳梗塞などによって、排泄機能に障害が出た場合や、
認知症を患ってしまい
正常な判断が出来なくなったケースも該当します。

このように
失禁の原因としては、
大きく身体の衰えから来るケースと、
脳の衰えから来るケース
というものがあります。

 

失禁の種類とは

失禁の原因については説明しましたが、
さらに細分化していくと、
いくつかの種類に分けることが出来ます。

それらの種類について、1つずつ説明していきます。

 

機能性尿失禁

尿意にあるにも関わらず、
身体の機能の衰えによっての失禁です。

この場合、
排泄機能には問題がないにも関わらず、
運動機能の低下であったり、
認知の低下であったりが原因となります。

高齢者に多く見られるケースとなっており、
排尿するための動作そのものに問題があるケースとなっています。

 

腹圧性尿失禁

笑ったり、くしゃみをしたり
といった何かの拍子で、
漏れてしまうタイプの失禁になります。

日常のちょっとした出来事、
例えば、階段の上り下りでも、
失禁してしまうこともあります。

こちらは筋肉の衰えなどが原因となりますが、
筋肉が弱い女性のほうが男性よりも多くなっています。

 

溢流性(いつりゅうせい)尿失禁

尿道が詰まることによるものや、
膀胱の収縮が上手くいかないことで、
尿漏れが起きてしまうのがこのタイプです。

尿道のつまりや膀胱の収縮が上手くいかなくなると、
膀胱は尿で一杯になることになります。

そして、
いずれ溜めこむにも限界が来た時に、
少しずつ漏れてしまうという形となります。

この失禁のタイプは、
基本的に排泄に問題が生じるケースから、
発症するものとなっています。

男性の場合、
前立腺肥大症を引き起こすことが多く、
これによりこのタイプの失禁が起きることがあります。

 

切迫性(せっぱくせい)尿失禁

通常、尿意というのは、
何となく感じ始めてと少しずつ強くなっていきますが、
このタイプの失禁は急に強い尿意が起こります。

その突然の尿意に対してコントロールすることが出来ず、
漏れてしまうというのが切迫性尿失禁です。

脳の神経機能に問題がある場合
このタイプの失禁が起きることが多く、
男女差というのは特にありません。

高齢者に多く起きる失禁の種類の1つになっています。

 

このように
失禁の種類と言っても
いくつかに分けることが出来ます。

失禁を起こしている場合、
どういった原因によるものかを把握することも大切です。

身体の衰えなのか、脳の機能の低下なのかによっても、
対策などは大きく変わってくることになります。

また、正確に症状を把握することで、
お医者さんに見てもらう場合なども、
原因をより正確に捉えることが出来るようになります。

 

尿失禁だけじゃない!便失禁もある

失禁と言うと、
尿を漏らしてしまうことというイメージが強いですが、
正確には便についても失禁と表現します。

尿同様に便についても、
身体の機能の衰えなどで漏らしてしまうことも多く、
肛門周りにある筋肉(肛門括約筋)の機能低下などによって引き起こされます。

また、単純な身体の機能の衰え以外にも、
脳の機能障害下痢などによって
便失禁が引き起こされます。

原因のほとんどが
肛門周りの筋肉の衰えであったり、
肛門周りの損傷であることが多いですが、
尿失禁の時と同様に、
こちらも正確に原因を把握することが重要だと言えるでしょう。


 

失禁と病気について

By: Jane

失禁には
単純な身体の衰えなどから来るものもありますが、
重篤な病気が原因になっているものもあります。

脳機能の低下などが関係していますが、
具体的には認知症による失禁などは、
まさに病気から来る失禁症状と言うことが出来ます。

認知症になった方々の失禁のケースっていうのは様々で、
トイレに行きたい気持ちはあるが、
そもそもトイレがどこか分からなくなっている。

トイレまで無事に辿り着いても、
どうやって排泄すれば良いか分からない。

トイレそのものに対する認識がなくなってしまっている。

このようにケースは様々です。

こういったケースは
外出先でやられてしまえば非常に大変ですが、
自宅でも決して大変ではないという話ではありません。

介護者からしてみれば、
いつやられるか分からない状況の中で、
介護しなければならなくなりますので、
非常に大きな負担となるのです。

 

失禁の対策や治療法

By: The Sleep Judge

失禁は一度してしまったら二度と治らないかというと、
決してそんなことはありません。

対策法や治療法をきちんとしてあげることによって、
解消することも可能です。

そのためには、
失禁に至ってしまった原因を正確に把握することが大切で、
その上でそれぞれに応じた対策ということになります。

ここでは
各々の失禁の種類に応じた対策や治療法について紹介します。

 

1.機能性尿失禁のケース

原因が多岐に渡るこのケースでは、
原因を特定しながらリハビリや運動機能の改善を行うことで、
失禁の症状を改善することが出来ます。

例えば、
今までトイレに間に合わなかった人も、
運動機能の改善によって、トイレまで間に合うという形です。

また、周囲の環境を改善してあげることで、
このタイプの失禁の対策になることも多々あります。

 

2.腹圧性尿失禁のケース

このタイプの失禁は、
筋肉の衰えが原因となっています。

そのため、
やることは筋肉を鍛えることです。

そうすることで、
笑った時の勢いなどで失禁することもありませんので、
症状は解消されることになります。

また、症状の度合いによっては、
薬物の投与によって治療を行うこともあります。

 

3.溢流性(いつりゅうせい)尿失禁のケース

主な原因として、
前立腺肥大症があげられるのがこのタイプの失禁です。

そのため失禁の対策や治療法としては、
前立腺肥大症を改善する必要があります。

薬物や手術など方法は様々ですが、
解消することで失禁が改善されるケースが多いです。

また、
物理的な方法として
カテーテルを通すことで排尿を促すやり方もあります。

 

4.切迫性尿失禁のケース

どうして我慢することが出来ないのかというところから、
原因を特定していくのがこの失禁の改善方法です。

具体的な治療方法としては、
薬物療法がメインとなります。

その間には、
定期的にトイレに行くなどして、
排尿を促すことによって、突然やってくる尿意や失禁に備えます。

 

それぞれの失禁の種類によって
対策や治療法は異なってきます。

原因を特定することさえ出来れば、治療は可能です。

また、失禁の裏には
大きな病気が隠れている可能性もあります。

そういったものを見過ごすことなく、
しっかりと対策したいですね。

 

失禁体験装置とは


失禁の体験というのは、
やった人しか分からないというところがあります。

しかし、
体験するために
わざわざ自ら失禁するという人はいないでしょう。

ただ、
実際に失禁した時の感覚などを理解することによって、
ケアする側に立った時の行動に大きな違いが出ることは間違いありません。

そのために開発されたのが失禁体験装置というもので、
これはまさしく失禁した時の感じを体験出来るというものです。

もちろん実際に失禁するわけではなくて、
失禁した時の感覚を得られるということで、
介護への理解の補助などに役だっています。

機会があれば体験することによって、
貴重な知見が得られるのは間違いないでしょう。

 

まとめ

失禁というのは、様々な理由から引き起こされ、
自らの身に降りかかった時には、なかなか他人に相談することが出来ません。

しかし、失禁はそれだけではなく、
裏には大きな病気が隠されていることも・・・

また、
早めに対策や治療を講じることで、解消することは可能です。

始めはちょっとだけ漏れた
などの失禁から始まるケースが多いので、
その段階から検査するなどしましょう。

放っておけば、
いつかは誰かに大きな迷惑をかけるかもしれません。

そうならないためにも
気付いた時にすぐ言うという行動が大切です。

 

 

 

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