桜守(さくらもり)の仕事とは。京都で有名な佐野藤右衛門を解説。

世の中には桜守と呼ばれる人たちがいますが、
この人たちの仕事、どういったことをしているのか
っていうのがイマイチ分からないという人も多いでしょう。

「桜を守る」と書く職業ですが、
まさに桜を守るのがそのお仕事になります。

では、具体的な桜守の仕事とは
どういったもののことを指しているのか?

また、桜守として有名な方で
京都の佐野藤右衛門という人がいらっしゃいます。

今回は、
この桜守や佐野藤右衛門について色々と紹介してみたいと思います。

桜守(さくらもり)の仕事とは

By: raneko

桜守というのは、
あまり聞き慣れない仕事ではありますが、

人々が毎年、綺麗な桜を見るためには欠かせない職業となっています。

そのお仕事の内容は、
ズバリ!「桜を守る」ことにあります。

桜というのは、
毎年、春になると綺麗な花を咲かせる木ではありますが、
一方で非常にデリケートだという特徴を持っています。

そのため、
放っておけば毎年、綺麗に咲くということはないのです。

桜を1本1本注意深く観察し、
何か不調があれば人の手でサポートしてあげなければ、
毎年、ああいった綺麗な花を咲かせてくれるということはありません。

また、特に最近では
この桜守の仕事というのは非常に重要になってきています。

理由は2つあり、
1つ目は桜の種類としてソメイヨシノが増えてきたことです。

桜と言えば、
ソメイヨシノと言えるほど多くの人に愛されている種類ですが、
元々、自然界に生えていたものではなく、
人の手によって生み出されたものです。

成長が早いなどの特徴を持っているため、
全国に植えられてきていますが、
他の桜に比べると弱い部分もあり、
どうしても人の手をかけなければいけないのです。

2つ目の理由としては、環境の問題です。

人の文明が発展するにつれて、
酸性雨や排気ガス、土壌の環境変化など、
桜にとってあまり良くないと言える状況となっています。

特に土壌の変化については、
桜の周りがアスファルトやコンクリートで固められた結果、
根を伸ばすことが出来ないなどの弊害になっています。

こういった理由から桜には桜守が必要であり、
桜守がいるからこそ、
桜が綺麗な花を咲かせることが出来るのです。

 

京都で有名な佐野藤右衛門

By: Matt Calder

桜守として有名なのが、佐野藤右衛門さんです。

桜守について知っていれば、
この名前を一度くらいは聞いたことがある人も、
恐らく多いのではないかと思います。

京都でも有名な桜守の方ですが、
この佐野藤右衛門という名前は、
代々受け継がれてきている名前となります。

よく歌舞伎などで、
名前を襲名などというのがニュースになりますが、
こちらの名前も同じように代々引き継がれてきた名前なのです。

今は16代目の佐野藤右衛門さんがいるわけですが、
数々の桜を手掛けており、
多くの人に感動を与えています。

これだけでもその名を世に知らしめるには十分ですが、
もう1つ佐野藤右衛門さんを有名にしているものがあります。

それが佐野藤右衛門邸の公開です。

京都の観光名所について詳しい方であれば
一度くらいは聞いたことがあることでしょう。

まさに京都で桜を見るならココ!

と言えるほどの名所となっています。

一度、行ったらそのあまりの美しさに
「他では桜は見れない」という人もいるほどです。

ただ、一方で
まったく聞いたことがないという人もいるのではないかと思います。

この佐野藤右衛門邸については、
知る人だけが知る名所となっており、
メディアなどではほとんど紹介されていないのです。

テレビ、雑誌などなどありますが、
掲載されるということがないのです。

これは
佐野藤右衛門邸があくまで一般の個人の家であるためです。

桜の観賞スポットとして、無料で一般公開されてはいますが、
あくまで個人の家であるため、
知る人ぞ知るスポットとなっています。

このように
佐野藤右衛門さんは、様々な桜を守るだけではなく、
自宅の桜を整備し、一般の方に公開もしているのです。

 

桜の花はなぜ一瞬だけなのか

By: nmkef

お花見でも楽しまれることの多い桜の花ですが、
見たい人にとっては少し残念な要素もあります。

それは
長い期間咲き続けることはないということです。

桜の花の時期には、
ニュースなどでもいつ頃に何分咲きかということが報道され、
それを見ながらお花見の計画をたてる人も多いでしょう。

仮に桜の花が咲いてから長いこと続くのであれば、
こういったニュースでの情報も
わざわざ事前に計画をたてる必要はありません。

しかし、そうならないのは、
一重に桜の花が綺麗なのは、限られた期間だからです。

では、どうして桜の花は
一瞬とも呼べるほどの短い期間だけ満開の姿を見せてくれるのでしょうか?

それは「どうして桜が花を咲かせるのか」ということを考えれば、
よく理解することが出来ます。

桜に限ったことではありませんが、
花を咲かせるというのは、
子孫を増やすために受粉などを行うためのものとなります。

桜にとっては花を咲かせる目的は、
子孫を残すためであり、
人々に美しい姿を見せることではありません。

そのため、
桜が花を咲かせる期間っていうのは、
受粉に必要な期間ということになり、
それが短い期間ということになるのです。

咲くまでに厳しい冬を乗り越え、
精いっぱいの力で咲いた桜にとっては、
まさに限られた貴重な時間ということになるのです。

これを考えれば、
桜の花の咲いている時間が短いのも仕方ないと思えますよね。

そして、
こういった花が咲いている期間が短いのは、
桜に限ったことではありません。

他にも様々の植物で
花を咲かせる期間が短いものがあります。

例えば、
朝顔なんていうのは、朝しか咲かない植物ですから、
これも考えてみれば、
花が一瞬の植物っていうことが出来ますよね。

 

桜の寿命

By: Syuzo Tsushima

大きな木に綺麗な花を咲かせる桜ですが、
その大きな姿から「寿命もさぞかし長いだろう」と考えている人がいます。

しかし、
桜はその種類によって寿命が大きく異なる木となります。

桜の中でもとても馴染みの深いソメイヨシノは、
その寿命はおよそ50~60年程度であり、
非常に短くなっています。

現在の人の平均寿命と比較すると、
人のほうが長生きであることが分かります。

そのため、
その短い寿命の中で出来るだけ綺麗な花を咲かせるためにも、
桜守の働きというのは非常に重要なことになります。

綺麗な花を咲かせるまでの期間が短いという特徴を持ちながら、
寿命も短いソメイヨシノだからこそ、
桜守との共存が重要になるわけです。

ちなみに、
それ以外の桜については、もう少し長い寿命となります。

200~300年なんていう桜も珍しくはなく、
どちらかと言えば、
ソメイヨシノの寿命が圧倒的に短いということになります。

どれも綺麗な花を咲かせる桜ですが、
寿命1つとっても、
種類によってはこのような違いがあります。

桜を見る時には、この寿命にも注意を向けることによって、
その命のはかなさや
それまで生きてきた雄大さなんていうのも感じることが出来ます。

ぜひぜひ意識してみて下さいね。

 

まとめ

By: eiji ienaga

なかなか世間には知られる機会の少ない桜守について、
今回は少しばかりでも理解してもらえることが出来たでしょうか?

日本で綺麗な桜を楽しむことが出来るのは、
この桜守の方々のおかげと言っても過言ではありません。

また、
桜そのものも寿命が短くはかなく短命なものもあります。

そんな短い人生の中で
綺麗に咲かせる桜の花を楽しむのは贅沢だと思いますよね。

春になると、
日本全国で桜の花を楽しむことが出来ます。

今回、解説したことを少しでも意識して見てみて下さいね。

 

 

 

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