劇症型溶連菌感染症の原因と感染経路は?予防法と治療法を知りたい!

42歳という若さで
西武の森コーチが命を落としてしまった時には、
世間には大きな衝撃が走りました。

その時の原因になったのが、
劇症型溶連菌感染症という感染症です。

人の命を一瞬で奪ってしまう恐ろしいこの感染症は、
体力に自信がある人でも
あっという間に死に至ってしまうほど強力です。

この劇症型溶連菌感染症は、
なぜ起きてしまうのでしょうか?

今回は、
この劇症型溶連菌感染症に関して、
考えることが出来る原因や、感染経路について
解説してみたいと思います。

また、
同時に防ぐために必要な方法は何か
についても解説します。

恐ろしい感染症ですので、
症例等を頭に入れておいて、いざという時には、
すぐに病院に行けるようにしておきたいですね。

劇症型溶連菌感染症の原因とは

恐ろしい感染症である劇症型溶連菌感染症ですが、
その原因はハッキリと分かっています。

それは細菌によるものです。

レンサ球菌というウイルスがあるのですが、
これが劇症型溶連菌感染症の原因になります。

ただし、
レンサ球菌が体内に入れば、
誰もが劇症型溶連菌感染症になるかと言うと、
決してそういうことではありません。

レンサ球菌だけの話をすれば、
多くの人の体内に存在しています。

このウイルス自体は
それぐらいありふれたものなのです。

よく子供がかかることが多い溶連菌感染症というものがありますが、
これもレンサ球菌が原因となります。

では、
レンサ球菌と何が原因で
劇症型溶連菌感染症になるかと言うと、
ウイルスが傷口などから血液中に入った時です。

レンサ球菌がこういったところに侵入した時に、
始めて劇症型溶連菌感染症となり、
人を死に至らしめることとなります。

日本では、
毎年、100~200人ぐらいの患者さんが報告されていますが、
その中で30%もの人が、残念ながら亡くなってしまっています。

その高い死亡率から、
レンサ球菌は、別名「人食いバクテリア」なんて呼ばれ方もしています。

 

劇症型溶連菌感染症の感染経路

どんなに恐ろしい感染症だろうと、病気だろうと、
「どこから感染するのか」っていう経路が分かっていれば
対策は可能になります。

多くの恐ろしい病気も、
その感染経路が分かっているために、
未然に防ぐことが出来るケースが多々ありますが、
劇症型溶連菌感染症については、
残念ながら感染経路がハッキリ特定されていません。

原因であるレンサ球菌は
非常に世の中に溢れているウイルスであることを解説しましたが、
それが故に感染経路がはっきりしない部分があるのです。

こういった経路ではないかと大きく言われているのは、2つです。

1つが、飛沫感染(ひまつかんせん)です。

咳だったり、くしゃみといった時に出る
飛沫の中に多く含まれていると言われており、
これが大きな感染経路だと考えられています。

 

もう1つは経口感染です。

食品などを介して感染する場合もあり、
こちらも感染経路の1つだと言われています。

こういった感染経路を経た上で、
外傷や傷口などがある場合、
発症する恐れが高いと言われています。

一度、発症してしまえば、
症状の進行速度はあっという間ですので、
注意したいですね。

劇症型溶連菌感染症を防ぐために

劇症型溶連菌感染症を防ぐためには、
どのようなことに気を付ければ良いのか?

急速に死を招く恐ろしい感染症ですから、
その予防法は知っておきたいところです。

上記「原因」のところで、
レンサ球菌が血液中に入ることによって、
劇症型溶連菌感染症が引き起こされる
と説明しましたが、

予防法として大切なのは、
血液中にウイルスが入らないようにすることです。

そのためには、
1つ傷口などが出来た場合、
その患部を清潔に保つというのがあります。

また、飛沫感染対策として、
うがいやマスクなんていうのも有効な予防法です。

手洗いやうがいは風邪の予防に効果的だと言われますが、
劇症型溶連菌感染症でも有効な予防法となるわけです。

最後の予防法は、免疫力のアップです。

これも風邪の予防法で言われることですが、
身体の中から予防することも有効です。

  • 規則正しい生活
  • 栄養バランスのとれた食事
  • 十分な睡眠
  • 適度な運動

こういったことを心がけることによって、免疫力は改善します。

反対にどれか欠けているようだと、
免疫力が低下している可能性があります。

劇症型溶連菌感染症も含め、
様々な予防のためにも、
一度、生活を見直してみると良いですね。

 

劇症型溶連菌感染症の症状と治療法

By: KOMUnews

劇症型溶連菌感染症ですが、
初期症状としては、
風邪の症状と勘違いしてしまうほど似ています。

発熱等が症状として表れますが、
それ以外には、
手足が赤くなり痛みが伴ったり、傷が化膿して発熱する
なども起きます。

そして、
症状が進行すると
手足の末端から壊死していきます…

そのスピードは速く、
時間数センチとも言われるほどのスピードです。

こういった劇症型溶連菌感染症に対して、
治療法としては、まず始めに抗生物質の投与が行われます。

レンサ球菌に対する有効手段として
抗生物質が用いられるわけです。

そして、
仮に既に壊死してしまった部位がある場合は、
手術で切除するという方法が取られます。

壊死してしまった部位については、
ウイルスが生息している部位になり、
そこからさらに感染が広がる可能性があるためです。

そのためそういった部位は、
物理的に別離するために切除することになります。

この劇症型溶連菌感染症は、
患者さんの30%が亡くなってしまうと説明しましたが、
そこの勝負を分けるのは治療までのスピードです。

いかに早く異変に気付くことが出来、
治療を開始することが出来るかどうかで、
生存する可能性は大きく変わってきます。

逆を言えば、早期に発見し、治療を開始してしまえば、
亡くなってしまう可能性はぐっと下げられることになります。




 

過去の症例

By: KOMUnews

冒頭の部分でも書きましたが、
劇症型溶連菌感染症の症例で有名なのは、
プロ野球の西武ライオンでコーチをしていた森さんの症例が有名です。

そもそも劇症型溶連菌感染症という病気自体が、
そこまで世間的には有名ではなかったのですが、
この森さんの一見で非常に有名になりました。

森さんの症例としては、
溶連菌の感染から敗血症という形で亡くなってしまったわけですが、
手術直前は、父親とも普通に話すことが出来る程度でした。

それこそあっという間の出来事だったわけですが、
まさにその症状進行のスピードを物語っています。

また、この劇症型溶連菌感染症は、
調査以降、全国での患者数が増えています。

具体的な感染経路
どうして劇症化してしまうのか
など不明な点が多い中では、
有効な予防対策なども打てないため、
この辺りの早期解明も望まれているところです。

 

その他、強い感染症などの病気

By: NIAID

劇症型溶連菌感染症も非常に恐ろしい病気ではありますが、
世界を見渡せば他にも恐ろしい病気はたくさんあります。

例えば、
有名なところで言えば
エボラウイルスなどは最強のウイルスと言われています。

感染してしまうと、
風邪の症状から高熱へと移行し、
最後は身体中の穴から出血して、
死に至ってしまうというものです。

有効な治療法というものはなく、
致死率も非常に高くなっている恐ろしいウイルスですが、
誰かに感染する前に感染者が亡くなってしまうため、
広がりにくくなっています。

まぁ、それだけ致死率が高く恐ろしいウイルス
だということです。

他にも恐ろしい感染症で言えば、
黄熱病天然痘などもあります。

天然痘については、根絶が宣言されていますが、
一部、兵器として隠し持っている国があるとも言われており、
万が一、使われれば甚大な被害が出ることが予想されます。

このように
世界には様々な恐ろしい感染症があります。

怖がり過ぎても良くありませんが、
最低限の予防は実施したいですね。

 

まとめ

今回、劇症型溶連菌感染症について解説しました。

致死率30%という恐ろしい感染症であり、
日頃の予防対策などが大切になります。

また、おかしいなと感じたら
すぐに病院で見て貰うことも大切です。

亡くなられた森コーチは
しばらく我慢していた様子でした…

早期発見、早期治療が回復への近道となります。

正しい知識を身につけて、
日頃の対策、いざという時に備えましょう。

 

 

 

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