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早期リタイアした人の
お金や生活、いくつで決断したのか。
などなど、
気になることをあれこれと紹介してみたいと思います。
昨今、
ストレス社会なんて言われる中で、
「早期リタイアを実現してストレスフリー生活を手に入れたい」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
しかし、
早期リタイアするためには、
いくつかのハードルを越えなければいけません。
お金の問題、
生活の問題などなど
気になることは様々です。
これらの問題をクリアすると、
ようやく早期リタイアを手に入れることが出来ます。
そこで、今回は
早期リタイアするために
必要なハードルなどについても紹介します。
実際に
早期リタイアした人の生活についても紹介してみますので、
実現したらどんな生活が待っているのか
ということを想像してみて下さい。
早期リタイアするには
どのくらいの資金、貯金が必要?
早期リタイアするためには、
まずはお金が必要となります。
どういう形で早期リタイアするのか
ということにもよりますが、
まずは一時的にでも仕事がなくなるわけですから、
その分収入も減ることになります。
そのため、
貯金という形でお金が手元にないと、
苦しい生活を強いられることになり、
何のために早期リタイアしたのか分からなくなってしまうのです。
それでは、
早期リタイアのためには、一体、いくら必要なのか?
ということですが、
これは先ほども言ったように、
「どういうリタイアか」によってマチマチです。
早期リタイヤと完全リタイヤ
そこで、
まずは早期リタイアについて、少し考えてみます。
早期リタイアというのは、その名前の通りで、
一般的な形の定年まで会社で働き続けるというスタイルではなく、
その前に退職するということを指します。
現在、
定年は60歳や65歳程度となっていますが、
この前の50代や40代で退職してしまうという形になります。
早い人であれば
30代で退職してしまう人もいるほどです。
かつては、
「定年まで勤めあげる」
というのが当たり前とされていましたが、
最近は、
個人個人のライフスタイルが重要視されるようになってきていることもあり、
このような価値観が増えてきているのです。
また、
早期リタイアにも
大きく分けて2種類の形が存在しています。
1つが完全リアイアのパターンで、
退職した後は、
一切、仕事はせずに過ごすというものになります。
仕事からは完全に解放されるため、
日々のストレスからも解放されることになり、
時間も出来るために、
自由なライフスタイルを送ることが出来ます。
早期リタイアを目指す人の多くが、
この形の生活を望んでいます。
もう1つの形は、セミリタイアです。
今の仕事は退職するけれども、
また違った形で働くことは継続します。
しかし、
フルタイムではなくて、
パートタイムやフリーランスでちょこちょこ仕事をするなど、
今までのように仕事に追われるということはありません。
「完全リタイアするには資金として心もとない時」
に、このようなスタイルでリタイアし、
日々の生活を送るということになります。
早期リタイアにもこういった2つの形があるわけですが、
より多くのお金が必要になるのは、完全リタイアです。
では、
改めて早期リタイアを実現するためには、
どの程度のお金が必要なのか?
リタイアする年代別に紹介していきたいと思います。
~50代~
早期リタイアする多くの人が、
この50代で実行に移しています。
子供の手がかからなくなり、
夫婦二人分の生活費であれば、
何とか間に合わせられると算段がついてくる頃になります。
一般的な調査によれば、
老後夫婦二人で生活していくための最低の生活費用は22万円
となっています。
ただし、
これは本当に最低の生活となるため、
ちょっとした贅沢等も出来ず、
ギリギリに切り詰めた老後の生活ということになります。
老後ですから、
少しぐらい贅沢したいということであれば、
35万円ほどあれば、ゆとりある生活が出来ると言われています。
仮にこの金額を30万円とし、
50歳で早期リタイアするとします。
この先の人生、
残り40年間が残っていると仮定した場合、
必要な資金は・・・・
30万円 × 12ヶ月 × 40年間 = 1億4,400万円
という計算が成り立ちます。
これに対して、
日本では年金という制度があり、
65歳以上は一定の額が支給されるようになっています。
人によってこの支給額は様々ですので、
一概にこの金額とは言えませんが、仮に20万円とします。
年金がもらえるのが65歳から90歳までとすると、
年金として支給されるのは・・・
20万円 × 12ヶ月 × (90-65)年 = 6,000万円
という計算になります。
これで早期リタイアしてからの
支出金額と収入金額が分かりましたので、
差引で必要なお金が分かるわけです。
1億4,400万円 – 6,000万円 = 8400万円
概算ではありますが、
50歳での早期リタイアを実現するためには、
その時点で、8400万円の貯金が必要になるわけです。
これが実現可能であれば、
早期リタイアする分には問題ないでしょう。
これだけの金額はなかなか貯められないという人であれば、
完全リタイアではなくて、
セミリタイアに切り替えるのも有りです。
何かしらの仕事を継続して行うことによって、
収入が増えることになりますので、
50歳時点でのお金を減らすことが出来るのです。
仮に5万円をずっと稼ぎ続けることが出来たとすると・・・
5万円 × 12ヶ月 × 40年 = 2,400万円
となり、必要なお金から差し引くと、
8,400万円 – 2,400万円 = 6,000万円
このような算出結果になります。
6000万円でもまだまだ高額な金額ではありますが、
50歳の予定を55歳にするなどすれば、
更に減ることになりますので、
自分がどのレベルまでお金として準備出来るかを検討する必要があります。
~40代~
40代でも50代と同様に
まずは、90歳まで生きたとして必要なお金を算出します。
30万円 × 12ヶ月 × 50年間 = 1億8,000万円
という算出になります。
ここから年金で支給される分を差し引くと・・・
1億8,000万円 – 6,000万円 = 1億2,000万円
という計算になります。
一般のサラリーマンの方で、
40歳の時点でこれだけのお金を貯めておくというのは、
なかなか厳しいのではないかと思います。
これが30代など若くなれば若くなるほど、
完全リタイアのための必要な金額は、
とても多くなるため、とても厳しいということになります。
そのため、
完全リタイアではなく、
セミリタイアという形を取るケースもありますが、
もう1つ有効な手段としては、日々の支出を下げることです。
上の計算では、
1ヶ月の生活費を30万円として算出しましたが、
これが25万円でも20万円でも下がる形であれば、
必然的に貯めておく必要がある
お金は下がっていくことになります。
仮に50歳で完全リタイアのケースで、
1ヶ月の支出が20万円の場合は・・・
20万円 × 12ヶ月 × 40年間 = 9,600万円
となり、ここから年金を差し引くと・・・
9,600万円 – 6,000万円 = 3,600万円
このような算出結果になります。
30万円の時と比べると、
必要なお金はグっと減りますので、
かなり実現が見えてくる数字になってきたのではないでしょうか。
早期リタイアのためには、
こういった形で、いくら必要なのかという計算を、
各々の生活レベルに合せて行う必要があります。
日々の生活を切り詰めれば、
必然的に貯めておくお金は少なくて済みます。
ただし、
贅沢などは出来ないという形になりますので、
悠々自適なリタイア生活とは少しかけ離れたものになるかもしれません。
どんな人が早期リタイアしているの?
早期リタイアという言葉は聞くけれど、
一体、どんな人が
この早期リタイアを実現しているのでしょうか?
これについては、
早期リタイアをすることによって、
どういったメリット・デメリットを得ることが出来るか考えることで、
見えてきます。
そこで、
まずは早期リタイアのメリットとデメリットについて紹介します。
=メリット=
①:自由な時間を持つことが出来る
早期リタイアをする上で、最大のメリットとも言えるのが、こちらです。
仕事から完全に解放されることになるため、
1日8時間やそれ以上の時間を自由に使うことが出来ます。
今までは会社に行くために早起きし、
夜は遅くまで働いて、
年中、睡眠不足だったという人も、その睡眠不足から解消されることになるのです。
また、
日々の行動の1つ1つもゆったりと行うことが出来、
セカセカとしていた頃からはすっかりかけ離れた生活を送ることが出来ます。
②:やりたいことを好きなだけ出来る
自由な時間が出来るため、
趣味や、やりたいことに思いっきり時間を使うことが出来ます。
趣味を持っている人にとっては、
この上ないメリットになると思います。
旅行が好きであれば
いつでも旅行に、読書が好きであれば、
1日中、読書をしていることも出来るのです。
あれこれと趣味が多い人でも、
早期リタイアすることによって、
多くの時間を手にすることが出来ますので、
全ての趣味を楽しむことが出来るでしょう。
③:ストレスから解放される
日々の会社勤めというのは、
何かとストレスが溜まるものです。
仕事のこと、人間関係のことと、
ストレスが発生する原因をあげればキリがないかと思いますが、
こういったストレスから解放されます。
早期リタイアすれば、
今まで付き合うのも嫌だった上司や同僚の顔を見なくても、
良い生活が待っています。
そのため、
心にもゆとりが出来ることとなり、
ストレスフリーな生活を送ることが出来るようになるのです。
こういったストレスフリーな生活を手にすることによって、
本来、自分が持っている性格を取り戻すという人もいます。
それまでは、
仕事のストレスでギスギスしていたのが、
ストレスから解放されることによって、
本来の自分を取り戻すといった形です。
=デメリット=
①:お金に対する不安
どんなに早期リタイアをする前に計算したとしても、
早期リタイア後は、
基本的にお金が減っていく一方であるため、
お金に関する不安というのは、ついてまわります。
当初の計算通りに生活が進めば良いですが、
突然の事故や大きな病気などで、
急な支出が迫られることもあります。
そういったことを繰り返せば、
必然的にお金は減ることになりますので、
この不安というのも大きくなっていきます。
度が過ぎるとストレスの原因となるわけですが、
避けるためには、
少し余分すぎるぐらいの計算をしておくと良いでしょう。
②:何をして良いのかが分からない
早期リタイアをして、時間の制約から解放される一方、
「この時間をどう使えば良いのか分からない」という人もいます。
早期リタイアした最初こそ、
日々の自由を楽しんでいたものの、
そのうち、やりたいこともなくなってきて、
ただただ1日が終わるのも待つばかり・・・
残念ながらこういった人がいるのも事実です。
特に趣味が多くない人にとっては、
仕事を辞めた結果、
毎日が暇で暇でしょうがないということになるわけです。
最後には、
毎日をどう過ごせば良いのかということで、
それ自体がストレスになってしまい、
せっかくの早期リタイアが台無しになることもあります。
人には適度な忙しさというのも必要だということですね。
③:他人との繋がりがなくなる
人は、他人との繋がりを様々な接点で持っていますが、
仕事をしている人にとっては、
会社というのは、多くの人との接点を持つ場所です。
同僚、上司、取引先など相手は様々ではありますが、
誰とも関わらずに仕事をしているという人は、
ほとんどいないでしょう。
こういった人との関わりというのは、
大きなストレスの原因になることもあり、
わずらわしさを感じるものではありますが、
早期リタイアをすることによって、
これが一切なくなると、
今度は社会からの疎外感を感じることになります。
特に毎日が仕事、仕事で趣味などもあまりなかったという人は、
突然、社会から孤立したような感覚に陥ることもあり、
これが一定の人には苦痛と認識されることになります。
人との接点という意味でのバランス感覚は
人それぞれではありますが、
繋がりを多く持っておきたいと考えている人にとっては
大きなデメリットでしょう。
④:就職がなかなか出来ない
一度は、
「もう仕事はしない」ということで決めた早期リタイアでも、
時と場合によっては、仕事が必要になることもあります。
この時、
改めて仕事探しをすることになるわけですが、
苦労するのが、
就職先が見つからないという点にあります。
40代や50代でブランクがある人を、
なかなか雇ってくれる会社というのは、
残念ながら多くありません。
その数少ない会社も、
自分の希望を満たしているとは限らず、
必然的に就職先は難航することになるわけです。
仕事を再度に探すケースというのは、
お金の件や時間の使い方の件など、
様々なパターンがありますが、
早期リタイアした後は、難しいと考えておきましょう。
このように
早期リタイアには、メリットもデメリットも存在します。
どうしても
「自由になれる」や「会社から解放される」
といったメリットに目がいきがちですが、
決してそれだけではないのです。
そして、
こういったメリット・デメリットがある中で、
早期リタイアをする人には、
下記のようなタイプの人がいます。
- 自分のやりたい事というのが強くある人
- 周りに捉われない価値観を持っている人
- 倹約家の人
- 自分の頭で考える人
- 本当の意味での自由人
これらのタイプの人は、
早期リタイアする人に多く、
しかもリタイア後も楽しい生活を送っている人たちになります。
反対に仕事を辞めたくて早期リタイアするというタイプの人は、
リタイア直後は良いものの、
次第に生活にストレスが溜まることになることが多いです。
早期リタイアをして成功する人に共通しているのは、
やはり「何かやりたいことが強くある」ということになります。
その目的を達成するため、
リタイア後も時間やお金についてしっかりと工面出来、
安定した生活を送ることになるのです。
また、
早期リタイアが向く・向かないという点から言えば、
下記のようなタイプの人は
早期リタイアには向かないタイプと言えます。
(この反対のタイプであれば、逆に早期リタイアに向くと言えます。)
◇早期リタイアに向かない人◇
①:奥さんが一般的な考えの人
早期リタイアする上で、
とても大事なのが実はパートナーの性格です。
特に既婚者であれば、
奥さんの生活にも関わってくるため、
早期リタイアについて理解があるかどうかはとても重要です。
また、お金のことだけではなく、
「平日は外で働くもの」という考えが強くあると、
家にいるだけで機嫌が悪くなるケースもあります。
早期リタイアというのは、聞こえこそ良いですが、
周りから見たら、
単純に無職であるのと何ら変わりません。
こういった点を強く意識する奥さんであれば、
早期リタイアには向かないと言えるでしょう。
②:世間からの目を気にする人
①と同様の理由から、
自らも世間の目を気にするというのであれば、
早期リタイアには残念ながら向きません。
早期リタイアすることは、
周りの人から受け入れられることばかりではなく、
時には後ろ指を指されることもあります。
そういった状況に耐えられない
という方であれば、
なかなか難しいと言えるでしょう。
特に若い世代での早期リアイアは、
クビになってしまったとか、
様々な噂が立ちやすいものです。
この点には、
一定の覚悟が必要だと言えます。
③:承認されることを望む人
仕事をしていれば、
多かれ少なかれ自分の成果が認められ、
承認されるという機会に恵まれます。
この承認されるというのは、
自分が社会へ貢献しているとか、
社会と繋がりを持っていると実感する機会でもありますが、
早期リタイアすれば、
こういった機会は失われることになります。
特に承認欲求が強いタイプの人では、
これを失ってしまうのが苦痛であり、
早期リタイアしても、
再度、仕事を探し始めるなんていうケースもあります。
④:人との関わりを持ちたい人
働いていれば、嫌でも人間関係でストレスを抱えることになりますが、
この人間関係がスッパリとなくなってしまうのも、
時に大きなストレスになります。
女性であれば、
近所の方と井戸端会議なんていうのは、
今でも見られるケースですが、
男性の場合は、なかなかありません。
そうなると、
話すのは家族だけというケースも多々あります。
会社で働いていたり、仕事をしていたりすると、
やっている時は、なかなか意識しずらいですが、
承認や所属、社会との繋がり、
人との関わりなどを手に入れることになります。
こういったものを失うことがストレスになるのであれば、
早期リタイアは向かないということになるのです。
このように
早期リタイアに向かないタイプというのは、
いくつか上げることが出来ますが、
向くタイプというのは、これらのタイプとは反対の人です。
そういったタイプの人が、
どちらかと言えば早期リタイアで成功しているケースが多く、
早期リタイアした後も悠々自適に暮らしているということになります。
失敗した例はある?
早期リタイアする際には、
それぞれが真剣にその先の人生について考え、
決意を持って実行に移すわけですが、
残念ながらその後が成功ばかりの人生かというと、
決してそんなことはありません。
残念ながら、
数ある早期リタイアの中には、失敗したものもあるのです。
では、
どういった場合、
早期リタイアが失敗に終わってしまうのか?
いくつかの事例を紹介しつつ、説明したいと思います。
○早期リタイアの失敗例○
①:投資での失敗
早期リタイア後も、
収入ゼロでは不安だということから、
投資を始める方は案外多いです。
退職金などでまとまったお金が入ってくることもあり、
投資で少しずつでもお金を得つつ、
早期リタイア後の生活を謳歌しようという考えです。
この投資ですが、
それまでに一定の経験がある場合であれば、
大きな失敗もしにくいのですが、
いきなりまとまった大きなお金で始めてしまうと、
失った時の影響も大きく、
その後の生活に大きく響くことになります。
先々の見通しで
使うはずのお金を失ってしまうことになれば、
結果的に働かざる負えないということになり、
早期リタイア失敗となるのです。
こういったケースでは、
身の丈に合わない投資をしてしまっているのが、
失敗の原因であることが多くなっています。
投資をする際は、
リスクとリターンをよくよく吟味して、
無理のない範囲で行うことが非常に大切になってくるわけです。
②:事故や病気で失敗
早期リタイアする前に、
あんなに意気揚揚と元気だったのに、
早期リタイア後に大きな病気や事故に巻き込まれてしまうというのは、
決してない話ではありません。
そして、
そういった大きな病気や事故を通して、
治療費などに多額のお金が必要となり、
予定していたよりも支出がかさんだ結果、
早期リタイアが失敗となるケースもあります。
このケースは、
早期リタイアをする人、全ての人に言えることで、
残念ながら病気や事故というのは、
いつ自分の身に降りかかってくるか分かりません。
どんなに健康的な生活を送っていたとしても、
やってくる時はやってくることになります。
そういう事態のために、
どういう備えをしておくかということも、
早期リタイア成功のためには、大事なことになります。
③:ハメを外し過ぎたことによる失敗
早期リタイアする時には、
ある程度、まとまったお金が手元にあるはずです。
それは今まで溜めてきたお金であったり、
退職金として手にしたお金であったりと
様々ではないかと思いますが、
このまとまったお金で
ハメを外してしまったことによる失敗もあります。
時間もお金も手元にあるということで、
まずは自分へのご褒美として旅行なんていうのは、
よくあるケースですが、
こういうことが続けば、いずれお金は尽きることになります。
早期リタイアした後も、
収入が得られる仕組みがあればまだ良いですが、
基本的に仕事を辞めていれば、
収入は減っているかと思います。
そんな中で、
ハメを外しすぎて使ってしまっては、
どうなるかというのは目に見えていますよね。
それまでは、
働いていたために何とかなっていた部分も、
早期リタイア後には、同じようにはいきません。
お金の使い方には、非常に慎重になる必要があるのです。
④:環境の変化による失敗
早期リタイアするとなれば、
自分を取り巻く環境というのは一変することになります。
時間のゆとりが出来ますし、
好きなことがやれる環境という意味では良いですが、
それまであった会社での肩書きなどは全て失うことになります。
もちろん
それに伴って人間関係も大きく変わることになり、
自分がイメージしていた早期リタイア後の生活とは
違った部分も出てくるでしょう。
この一変する生活環境によって、
失敗してしまうケースというのは多々あります。
人により様々ではありますが、
早期リタイア後の人生というのは、
バラ色の生活だと思ったら大間違いです。
今までの様々なことに縛られていた生活とは違いますが、
早期リタイア後の生活には、
それなりのストレスや苦労が付き物です。
憧れだけで早期リタイアするなんていうことは、
くれぐれもないようにすることです。
このように
早期リタイアして失敗してしまう例というのは、
様々なケースがあります。
共通するのは、
早期リタイア後の計画不足やイメージ不足という点です。
早期リタイアもメリットこそありますが、
デメリットがないわけではありません。
失敗しないためには、
その両方を冷静に見つめる必要があるということです。
資産運用で失敗しない計画
早期リタイアで収入がなくなった後も、
投資運用で少しずつでも日々の生活費を補填しよう
という方は多くいます。
実際、退職する際には、
まとまった金額の退職金も入ってくるため、
これを元手にして資産運用を始めるというのは、
決して難しい話ではありません。
しかし、
難しくないのは、資産運用を始めるということであって、
更にその資産運用で失敗しないためには、
少し話が違ってきます。
資産運用をする上で大切なのは、
早期リタイア後に生活するお金を失ってしまわないことで、
「大きな失敗をしない」ということは大変重要なことです。
では、資産運用で失敗しないためには、
どういった計画を練り、実行していくのが良いのか?
資産運用する上での心構えや具体的な投資先、
そこに至る準備などを項目に分けて、
ご紹介していきたいと思います。
~心構え編~
①:お金は数字だと捉える
資産運用を開始すると、
時に儲かったり、損したりということが生じます。
この時、お金をお金だと強く認識しすぎると、
儲かった時は嬉しく、損した時は悔しいと
一喜一憂することになります。
もちろんこういったことも大切ではありますが、
長い目で資産運用していくのであれば、
お金は数字だと捉えるぐらいがちょうど良いです。
お金をお金だと強く意識しすぎると、
いざという時の判断に迷いが生じますので、
注意が必要です。
②:仮説を立てて実行する
仕事でもプライベートでも、
何かを成し遂げる時というのは、
やり方は大きく変わりません。
仮説を立てて、実行するということがとても大切で、
資産運用でも、この繰り返しをすることで、
少しずつ自分のスタイルが築かれていきます。
何も考えずに漠然と資産運用していては、
大きく増やせるどころか、
資産が目減りしていくことも考えられるでしょう。
そうならないためにも、
自分なりに考え、それを実行していくということを
繰り返すようにすると良い結果に結びつくはずです。
③:失敗から学ぶ
仮説を立てて実行すれば、
必ず成功か失敗かがついてきます。
大切なのは、
ここで失敗した時に、何を学べるかということになります。
失敗して大きく落ち込んでしまうだけでは、
次への成長はありません。
例え、そこである程度の金額を失ってしまうことになったとしても、
その失敗を次に活かすことが出来れば、
大きな問題ではないのです。
大切なのは、
失敗した時に、そこからどう学び、どう次に活かせるのかということです。
失敗は失敗のまま放っておくことなく、
次に活かせる糧としましょう。
④:成功を積む
仮説を立てて実行すれば、
失敗もするし、成功もします。
そして、
この成功を数多く積むというのも、実は非常に大切なことです。
人は失敗ばかりでは、モチベーションが続きませんので、
やはり失敗以上に成功することは大切なのです。
更に成功体験を積むことによって、
今度はそれが自信へと変わってきます。
ある程度の自信がついてくると、
自分の中で基盤として位置づきますので、
次への成功へと繋がっていくことになります。
⑤:目標を持つ
資産運用で大切なことですが、
いくらまで増やす、いくらまで貯めるといった形で、
具体的な目標を定めることです。
ある程度、軌道に載ってくると
資産運用によってお金が増えてきますが、
ここで大切なのは、具体的な目標を持つことです。
資産運用している人の中には、
運用すること自体が目標になってしまっているケースもあり、
いつまで続けるのか、どれぐらいまで貯めるのかを
見失ってしまっていることもあります。
こうなると、
楽しいのは資産が増えることとなってしまい、
本来の早期リタイア後の生活を豊かにする
ということからかけ離れてしまうことになります。
これではいくら資産が増えても本末転倒ですので、
例えば「○○円増えたら旅行に行く」など
具体的な目標を定めて、
増やすことと、使うことを並行して行っていくと良いかと思います。
このように
資産運用する上で重要な心構えはいくつかあります。
これを実際に資産運用しながら実践してみようと思うと、
なかなか難しいということに始めは気づくことになるかと思います。
しかし、
少しずつ意識することによって、
確実に心構えは変えることが出来ます。
資産運用で失敗しないためにも、
まずはこの心構えは持っておきたいところです。
では、続いて、資産運用する上での準備編です。
~準備編~
①:早いうちから準備を始める
資産運用を始めると、
様々なところで時間が大きく関係していることが分かってきます。
早い話、資産運用というのは、
時間があればあるだけ、
リスクが少なく、将来的に大きなリターンが得られるのです。
反対に短期間で大きなリターンを得ようとすると、
リスクも大きくなり、思わぬ失敗も招くことになります。
そうならないためにも、
資産運用については、
始めるなら出来るだけ早いタイミングで始めることをオススメします。
早期リタイア後であれば、
リタイア直後に開始するようにしましょう。
早期リタイアを見越して、
現役時代から始めておくという人も中にはいます。
②:投資先を検討する
いざ資産運用したいと考えても、
この後に紹介するように、
投資先というのは、実に種類が豊富です。
いきなり資産運用を始めようと考えたとしても、
すぐには投資先を決めるというのは、難しいでしょう。
投資先にも様々な特徴があり、
自分に合っているのか、
とれるリスクに見合っているか
なども検討する必要があります。
どうしても時間がかかる作業となりますので、
早期リタイア後に資産運用を考えているのであれば、
準備として、どこに投資するのかということは決めておきたいところです。
③:元手を貯める
早期リタイア後の資産運用は、
退職金などを元手のお金にしようと考えている人もいますが、
出来るだけ貯めておくようにしておいたほうが良いでしょう。
元手が多いのに越したことがないというのもありますが、
場合によっては、事前にスタートが切れるからです。
資産運用の開始は、
何も早期リタイア後と決める必要はありません。
早く始められるのにこしたことはありませんので、
出来るだけ貯めて開始すると良いです。
自ら貯めたお金で開始すると、
金額が大きくないこともあり、
仮に失敗してもダメージも大きくないですし、
資産運用の感覚をつかむことが出来ます。
早期リタイア後の資産運用で一番やってはいけないのが、
退職金などで得た大きなお金を派手に運用して失ってしまうことです。
これは、
その後の生活の基盤を失うというのも同じ意味となります。
こうならないように、
出来るだけ元手を貯めて、
出来れば、事前にお試しの資産運用を行っておくと良いでしょう。
必ずとは言い切れませんが、
早期リタイア後の資産運用に向けては、
こういった準備をしておくと安心でしょう。
大切なお金ですから、
出来るだけ準備は入念に行い、
失敗を避けられる体制を整えておきたいものです。
それでは、最後に、
資産運用する上で、
どういった投資先があるのか
ということを紹介したいと思います。
~資産運用の投資先~
①:銀行預金
言わずとしれた銀行への預金です。
恐らく退職金などは、
そのほとんどが銀行の預金口座で入ることでしょう。
ここも資産運用においては立派な投資先となります。
◇銀行預金のメリット
何と言っても銀行預金のメリットは、
元本保証にあります。
1,000万円までと決まっているものの、
この金額までなら減ることはありません。
まさに最強の安定投資先と言えることでしょう。
また、最近では、
銀行と言ってもネット銀行など様々なものが登場し、
利便性についても向上していますので、
どこが自分にピッタリの銀行なのか、見定める必要もあります。
◆銀行預金のデメリット
安定が最大のウリである銀行預金ですが、
投資先としてみたときには、
ほとんどお金を生みださないという点にあります。
言わずとしれた低金利の時代ということもあり、
ほとんど金利がつかない状況となっています。
少しでも資産を大きくと考えているのであれば、
違う投資先を検討するべきでしょう。
②:国債
国が発行する債券のことで、
ニュースなどでも国債として紹介されています。
年に2回の利息が貰えるシステムとなっており、
満期まで保有していることで、
投資した金額がそのまま返ってくることになっています。
比較的、年配の方々に人気の高い投資先となっています。
◇国債のメリット
最低の金利が保証されており、
銀行の預金に比べても高金利となっています。
(ただ、どんぐりの背比べ程度ですが・・・)
また、金利が変動制の場合、
上がることもあり、
上がれば当初、予定していたよりも多くのお金がリターンとして得られます。
様々な場所で販売されており、
場所によっては商品券が貰えたりというような、
キャンペーン企画を行っていることもあります。
◆国債のデメリット
投資先が日本という国になるため、
万が一、日本が破綻した場合、
投資したお金は返ってこないということになります。
そのため、
日本にどの程度、信頼を置くのかということが非常に大事になります。
また、国債は一度投資すると、
そう簡単には解約出来ないようになっています。
ペナルティなどもあるため、
ある程度、資金を自由に動かしたい人にとっては、
手間のかかる投資先になるでしょう。
③:国内債券
国債が日本という国に対して投資するものであれば、
この国内債券は、
日本の中にある地方自治体に投資するものとなります。
一部、会社などが債券として発行しているケースもありますが、
基本的な考え方は国債と同様となります。
種類も豊富ですが、
それぞれの信用度などもランク付けされており、
何をもって投資をするのか判断する必要があります。
◇国内債券のメリット
国債と同様に
一定の期間、保有していればリターンが得られることになりますが、
国債と比べた時に、金利は有利であることがほとんどです。
信用度もランク付けされていることから、
客観的な判断のもとに投資先を評価出来る
というのも初心者には優しい点です。
◆国内債券のデメリット
国債と同様で、
投資先が破綻した場合、お金が返ってこないということになります。
地方自治体となるため、
国債などに比べればリスクも高いと言えるでしょう。
④:外貨預金
同じ銀行預金でも、
海外の銀行に預けるのが外貨預金となります。
例えば、
日本円をドルに換えてアメリカの銀行に預けるなんていうことが、
今は容易に行うことが出来る時代となっています。
他にもユーロなど世界には様々な通貨がありますが、
自分の好みに応じて通貨を選択し、
預金することが出来ます。
◇外貨預金のメリット
日本の銀行とは違い、
海外の銀行には、まだまだ高金利のところがたくさんあります。
特に今は、日本は超低金利時代と言えますので、
どこを選んだとしても、
日本以上の金利が見込めるのではないかと思います。
そういった銀行に長期に渡り預けることによって、
金利としてリターンを得ることが可能となります。
また、為替の関係で、
日本円が円安になった場合、
その分も上乗せとなるため、
大きなリターンが見込めることもあります。
◆外貨預金のデメリット
為替によって
大きなリターンが得られる可能性があるのがメリットなら、
その反対も起こりえるというのがデメリットとなります。
特に新興国の場合、
急激な円高となり、それまでの金利分が一気にパーになってしまうことも、
十分にあり得ると言えます。
それだけではなく、
海外の銀行預金は、ペイオフの対象外となっているので、
銀行が破綻となれば、
もちろん預金した金額は一切、返ってきません。
⑤:外国債券
国債の海外バージョンと言えるのが、
この外国債券となります。
世界中の様々な国が発行する債券を購入することが出来ます。
それぞれの国によってリターンや安定性が異なるため、
どのように投資していくかが非常に重要です。
◇外国債券のメリット
国債や国内債券に比べて、
さらに金利が高く設定されていることがあります。
そのため、
高いリターンが望めるほか、
日本よりも安定している国の債権もあるため、
安定性という意味でも、非常に安心出来るでしょう。
日本に住んでいると、日本は安全だと思いがちですが、
外国債券に触れ、格付けなどを見ると、
日本以上に安定している国がたくさんあることに驚かされるはずです。
◆外国債券のデメリット
円高によって、思った以上に利益が出ないばかりか、
損してしまうこともあるのが、大きなデメリットです。
投資先としては、
安定しており優秀ではあるものの、
通貨の価値は、
両国の状況によりけりですので、この点に注意する必要があります。
⑥:投資信託
株や債券など、
ありとあらゆる投資先をプロに運用してもらう方法になります。
プロが大きなお金を集めて、
様々なところに投資をしてくれますので、
自分ひとりでは出来ないような分散投資を行うことが出来ます。
投資先については、
商品によってある程度、決めることが出来ますので、
この分野に分散投資して欲しいというときにはピッタリの投資先でしょう。
◇投資信託のメリット
少額からスタートすることが出来、
プロの手による分散投資が行われるため、
非常に安定している投資先と言えます。
商品自体の人気が高まれば、価値が上がるために、
プロが投資して得た以上のリターンが得られることもあります。
商品によって、リスクもある程度図ることが出来るため、
自分でリスク管理がしやすい商品であるともいえるでしょう。
◆投資信託のデメリット
投資信託の商品というのは、実に種類が豊富です。
1つ1つ見ていったらキリがないほどで、
決めるだけで疲れてしまうという人も少なくありません。
また、商品を判断する際に、
そもそもの投資の知識がないと、
安全なのか危険なのかも判断付きにくいです。
更に、投資信託を保有していると、
儲かっていても、損していたとしても、
一定の信託報酬というものがとられます。
これはいわば
プロに運用してもらうために支払うお金のようなもので、
商品によって信託報酬も異なるために、
そのあたりの調査も必要になります。
⑦:株式投資
一般的に資産運用というと、
始めに出てくるであろう投資先が株式投資です。
様々な会社に対して、
株を購入し、売ったり・買ったりしてリターンを生みだすことになります。
上場している会社のすべてが対象となりますが、
数も多く、ジャンルも様々であることから、分散投資も可能です。
◇株式投資のメリット
買ったときよりも金額が上がった時に売れば、
リターンが得られるというのが株式投資の基本的なスタイルですが、
それ以外にも配当や優待なども得られることがあります。
様々なリターンの形があり、
人によって投資スタイルが変えられるのが、
株式投資のメリットでもあります。
また、
自分が保有している金額以上の株を動かすスタイルもあるため、
大きなリターンが見込めることもあります。
◆株式投資のデメリット
人気がなくなれば株価は下がり、
会社が潰れれば一銭の価値がなくなるリスクがあります。
日によって株価は変動し、
ニュース1つで大きく変わることになります。
そのため、
日々の変動にはいち早く着目する必要があります。
また、株にもよりますが、
購入に対しての金額が決して小さくないため、
個人で分散投資をしようと思ったときには、
まとまったお金が必要になります。
自分のスタイルを確立し、
損をしないためには、日々の勉強が非常に重要な投資先と言えます。
⑧:FX
世の中に認知されてきていますが、
外国のお金を取り扱う投資方法です。
その名前を外国為替証拠金取引と言いますが、
簡単に言えば、
自分が持っているお金以上の取引を海外通貨で行い、
為替や金利によってリターンを得るという方法です。
スワップという手法を用いて行われる投資スタイルは、
最大で25倍もの金額が取り扱えるようになっています。
◇FXのメリット
少ない金額で大きな投資を行うことが出来るため、
非常に大きなリターンが期待出来る投資方法と言えます。
通貨の価値を読む必要がありますが、
このFXで生計を立てている人もいるほどです。
また、
スワップポイントと呼ばれる金利差によって得られるリターンもあり、
高金利の通貨を買うことで、
毎日、リターンを得ることも出来ます。
◆FXのデメリット
扱える金額が大きいということは、
リターンが大きい反面、
リスクも大きいということになります。
最悪の場合、
一瞬にして預けていた金額が吹っ飛んでしまうこともあります。
為替の動きを読むというのは、
素人にはなかなか難しく、
慣れている人でも失敗して痛い目を見ることもあるのです。
株式投資以上に
日々の勉強や経験、慎重な投資が求められる方法と言えるでしょう。
⑨:先物取引
コーンや油などなど、
実際のものがこの先、どういった金額になるかと予想し、
リターンを得る投資方法になります。
様々な商品があり、
リターンも大きく期待出来ますが、リスクも大きく、
正直、初心者にはオススメ出来ない投資方法となります。
◇先物取引のメリット
買いと売りのどちらからでも投資することが出来るため、
常にリターンが期待出来るのがメリットです。
価格が上がっても下がってもリターンが得られ、
インフレにも強いと言われています。
◆先物取引のデメリット
短期で価格が大きく動くことも少なくありません。
そのため、
損失が一気に膨らんでしまい、
取り返しのつかないことになることも・・・
かなりシビアな投資方法ですので、
チャレンジするときは慎重に慎重を重ねましょう。
⑩:金
有事の際の金と言われるほど、
投資先としては一定の地位を確立しているのが、
金と言えます。
自分のお金を金に換えるというやり方ですが、
実物が手元に届くこともあり、
ネット上だけで行われる投資方法とは違った実感があります。
◇金のメリット
有事の際の金と言われるほどですので、
安定しているのが特徴で、特に不景気の時に価格が上がる傾向にあります。
実物が手にできることもあり、売りたくなければ、
アクセサリーなどに加工して持っておくというのも1つの手段となります。
◆金のデメリット
安定している反面、大きな価格変動はないため、
短期間である程度、リターンを出したいという人には向きません。
売る際も、クリック1つでというわけにはいきませんので、
それなりに手間がかかることになります。
あくまで長期保有の資産的な意味合いが強いと言えるでしょう。
⑪:不動産
アパートやマンションなどを購入し、
それを運営することによってリターンを出す方法です。
どこの物件を選ぶのかということが重要であり、
それによってその後のリターンが大きく変わることになります。
管理なども求められるため、
これまで紹介した投資方法とは、また違ったものと言えるでしょう。
◇不動産のメリット
入居者がいる場合、
安定的にリターンを生み続けてくれます。
毎月、決まった額が入りますので、
先の見通しが立てやすい投資方法と言えます。
自らの住み家とすることも出来ますので、
自分の住みたいところを投資先とすることも出来るのです。
購入にあたっては
ローンなども用いることが出来るため、
ある程度のまとまった金額があれば、スタートすることも出来ます。
◆不動産のデメリット
空室が目立つようになると、
思うようにリターンを得ることが出来ません。
更にローンを組んでいる場合、
支払いは必要となるため、
その資金をどこからか調達する必要が出てきます。
また、
経年劣化が生じるため、
補修や修理などのメンテナンスや、
それに応じた家賃の設定など様々な業務が必要となります。
管理会社などにお願いすることも出来ますが、
もちろん費用がかかりますので、
トータルでリターンが出るまでの仕組み作りは大変でしょう。
投資先と一概に言っても、
このように様々なものがあります。
大きくリターンが期待出来るものから、
リスクが小さいものまで、
その特徴は様々だと言えます。
初心者であれば、
まずは投資信託などから始めるのが良いですが、
どの投資先においても、
日々の管理や勉強は必要になってきますので、
自分に合った投資先を決めることが、
失敗しないための第一条件と言えるでしょう。
早期リタイアは幸せなのか?
ここまで早期リタイアについてあれこれと説明してきましたが、
そもそも
早期リタイアというのは、幸せなのか?
1日でも早く早期リタイアを望む人にとっては、
当然、幸せだと思うかもしれませんが、
残念ながらそうとは限りません。
早期リタイアが幸せかどうかというのは、
会社員時代と同じように、
あくまでも自分次第と言うことが言えるのです。
ここまで、
早期リタイアに向く人、向かない人という形で、
紹介してきましたが、
早期リタイア後に幸せかどうかというのは、
早期リタイア後に何を成すかということが大きく関係しています。
起業したい人、ボランティアに生活をささげたい人、
趣味に没頭したい人などなど、
早期リタイア後にやりたいことを決めている人は、
大勢いますが、幸せになれるのはほんの一握りです。
そのため、
残念ながら、今の生活から逃げたいためだけに、
早期リタイアを望んでいる人がいるのであれば、
恐らく幸せにはなれないでしょう。
どうしてそのようになるかというと、
早期リタイアした後も、
生活には様々な不安が付きまとうからです。
生活の不安、人間関係の不安、お金の不安など、
人によって不安は様々です。
社会的に成功して、
海外でのんびり暮らしているという人でさえ、
朝起きて、1日何をしようか
と考えるときが一番不安だと言うのです。
何もしなくて良いということでさえ不安になるのであれば、
日常の生活のありとあらゆることが不安の種になるのは、
当然なことでしょう。
また、
もう1つの理由として、
早期リタイア後に、
生活を1から築いていかなければならない
というものもあります。
今まで会社に行けば、会社という社会があり、
そこで一人の会社員として所属している基盤が存在していました。
部下がいて、上司がいて、
目の前にはやるべき仕事もあったわけです。
しかし、
これが一気になくなれば、
これを再度に構築しなければならなくなるのです。
これが上手くいく人であれば、
恐らく早期リタイア後も幸せですが、
難しい場合、辛いかもしれません。
ある程度、年齢をいった後であれば、尚更のことでしょう。
これは、
定年で退職した後、生活に張りがなくなり、
ダメになってしまう人にも同じことが言えます。
早期リタイアは幸せかどうか?
というのは、非常に難しい問題です。
簡単に言えば、「あなた次第」とも言えるでしょう。
しかし、
本当に幸せになるためには、
様々なことを考えなければなりません。
もしかしたらそれは、会社で働いていた時よりも、
もっとずっと大きなストレスになるかもしれないのです。
まとめ
早期リタイアは憧れの対象でありつつも、
実際に行動に移そうと思ったら、
様々な準備が必要となります。
その最初の壁はお金のことであり、
事前に貯めておくべき金額は、
早期リタイアする年代によって様々です。
また、
リタイア後の生活によっても大きく変わるため、
事前にどの水準の生活を営みたいのか
ということも冷静に考える必要があります。
更に早期リタイア後に幸せになるためには、
お金と同様にどういう生活を送っていくのかということも大切です。
何となくでは幸せは掴めません。
本当に幸せになるために、
自分がこの先、何を成すべきかも見据えて、
早期リタイアにチャレンジしてみるのが良いのではないでしょうか。