食品ロス 世界ランキングトップの日本!その原因と家庭で出来る削減対策や取り組み

日本は
様々な分野で世界のトップにいますが、

食品ロス
というちょっと悲しい分野においても、
世界ランキングでトップに位置しています。

この食品ロス、とても大きな問題ですので、
今回は
食品ロスと日本の問題について
詳しく解説してみたいと思います。

日頃、日本人の方の多くは、
日常、ごく当たり前に食事をし、
時にごく当たり前のように残した食品を捨てていることが多いと思います。

日常の気に留めたこともないようなシーンではありますが、
この「日本人の食生活」が食品ロスを
世界ランキングのトップにまで押し上げているのです。

それでは、食品ロスにおける問題点とは?

どのように解消すべきなのか?

日本人であれば、
誰もが知っていなければならない食品ロスの問題、
今後、取り組むべき課題まで紹介していきたいと思います。

食品ロス 世界ランキングトップクラスの日本

By: ymrl

世界では、
今もなお、餓死してしまう人が多数いると聞けば、

日本人の感覚からすれば、
信じられないことではないかと思います。

少なくても、多くの日本人は、
餓死するほど食事に困るということはほとんどありませんし、

むしろ身の回りには
たくさんの食べ物があふれていると言えます。

毎日の食事に困るという人はほとんどいないと思いますが、
「メニューを何にしようか」
という贅沢な悩みを抱えている人はたくさんいることでしょう。

しかし、
世界に視野を広げれば、
餓死してしまうほどの食糧難に悩まされている人々は、
数多く存在しているのです。

では、世界的に見て、

食糧が単純に足りていないのか?
というと、
それは「NO」ということになります。

単純な計算では測れないところはあるものの、
世界中の人口と生産されている食品を比較してみれば、
十分に間に合う計算になるためです。

それでは、
どうして「食料難」という状況が生まれてしまうのか?

ここにも様々な原因がありますが、

1つの理由としては、
食料が消費されることなく破棄されている
というものがあります。

日本では、
おおよそ年間に800万トンもの食料品が破棄されていると聞けば、
どれぐらいの人が驚くでしょうか?

更に国際的に食料難の援助として、
用いられている食品は、400万トンになります。

つまり、
世界で飢餓に悩む人達に援助されている食品量の倍の量の食品が、
日本では食べられることなく破棄されている
ということになるのです。

これがいわゆる「食品ロス」という問題になります。

どこの国でも、
こういった食品ロスという問題は多かれ少なかれ存在しますが、
日本はその中でも世界ランキングでトップクラスに位置しています。

 

食料廃棄大国

という汚名まで着せられている日本ですが、
こういった現状を見て、
国は出来るだけ食品ロスを減らすための活動を促しています。

今では官民が一体となって食品ロスを減らすべく、
様々な取り組みが行われていますが、

未だに
日本の食品廃棄量は世界的に見ても、
多い状況であり、
国が抱える大きな問題の1つになっているのです。

 

 

日本の食品ロスになる原因

日本が食料廃棄大国になってしまっている原因、
つまり
それほどまでに多くの食品ロスを出している原因は何か?

今後、
日本の食品ロスを減らしていく上でも、
原因を理解することはとても大切です。

まず、日本の食品ロスですが、
これは食品にかかわる様々な場所で発生しています。

食品メーカーや卸業者、飲食店や家庭でも
食品の廃棄は、日々、発生しています。

例えば、
食品メーカーや卸業者などであれば、
単純に傷んでしまって捨てられてしまう食品の他、
業界特有の3分の1ルールによって
廃棄される食品も存在しています。

3分の1ルールというのは、
メーカーが設定するルールで、
加工食品の製造された日から賞味期限までの期間を3等分にし、
その期間から納品期限や店頭での販売期限を定めるというものです。

このルールによって、
通常であれば、まだまだ食べることが出来る食品も、
廃棄されてしまうということが起きるわけです。

3分の1ルールは、
国の支援の元、見直しがかけられておりますが、
まだまだ業界の中には根強く残る問題であり、
完全な解消とまでは至っていません。

その他、
飲食店や家庭で発生する食品ロスとしては、
食べ残し賞味期限による廃棄
というものが大半を占めています。

外食でお腹いっぱいだということで、
何気なく残してしまう食品も、

本当であればまだまだ食べることが出来ますが、
そのまま廃棄されているということを、
私たちは改めて再認識しなければならないのです。

また、
それ以外では、
家庭で調理する際、皮などを剥く際に、
食べられるところまで処理してしまうということもあります。

家庭から排出される廃棄量としては、
全体の半数にあたる300万トンともいわれており、
その中の2割は手つかずの状態です。

買ってきたままの状態で捨てられてしまうということですね。

これがいかにもったいないかは説明するまでもないでしょう。

このように
日本の食品ロスの原因は、様々な理由がありますが、
その大部分は家庭での廃棄が担っているとも言えます。

日々の些細なことではありますが、
料理の際のちょっとした気遣いが食品ロスを減らす、
それが大きな成果へと繋がっていくのです。

 

 

削減するために家庭でできる対策と取り組み

それでは、
日本の食品ロスを減らしていくためには、
どのような対策や取り組みが大切になってくるのでしょうか?

ここではそれぞれの家庭で出来る取り組みについて、
いくつか紹介したいと思います。

1.適正な量を購入する。

基本的なことではありますが、
食材を購入する際は、適正な量を購入することが大切です。

安いからと言って大量に買ったり、
何度もスーパーに行くのが面倒だからと言って、
まとめて購入してしまうと、
思うように使い切れないというケースが出てきます。

使い切れないと、
それはそのまま廃棄へと繋がることになりますが、
似たような経験は誰もが一度くらいはあるのではないかと思います。

また、適正な量を購入するためには、
事前にメニューを決め、
冷蔵庫の中身を把握しておくことがとても大切です。

何となくスーパーに行ってメニューを決めようとすると、
あれも良い、これも良いとなり、買い過ぎる原因となります。

冷蔵庫の中の把握は、
既にあるものを重複して買ってしまわないように、
残っているものを上手く消費出来るようなメニューにすることにも繋がります。

買ってきたものを
全てその日のうちに消費することが出来れば理想ですが、
なかなか難しいと思うので、
出来れば2~3日ぐらいの計画が出来るようになると、
食材の無駄が一気に減らせることに繋がります。

 

2.食べられる量だけ料理する

食材を買ってきて、いざ料理するときに
どれぐらい作るのか?
というのも、
食品ロスを減らすという意味では非常に重要です。

作りすぎてしまった料理は、
余ってしまい、廃棄へと繋がってしまうからです。

特に料理があまり得意ではなく、
食品の使いまわしなどが苦手な方は、
ついつい始めに決めた料理を作りすぎてしまい、
結果的に食べきれないということが起きてしまいます。

食べきれずに残ったものは、
次の食事にまわすなど出来れば良いですが、
そういったことが続くのは辛いものです。

それであれば、料理は作りすぎず、
食材を買うのと同様で適正な量だけ作る
ということを心掛けてみてください。

最近は、
ネットで調べれば様々なレシピが紹介されています。

そういったレシピを参考にすることで、
買ってきた食材を無駄にせず、
使い切ることも出来ますので、オススメです。

 

3.期限を管理する

日本人は
とりわけ期限や期日というものに対して敏感ではありますが、
食品にもこういった期限というものが存在します。

いわゆる「賞味期限」や「消費期限」というものになりますが、
これを目安に食品の廃棄を判断している人も多いことでしょう。

ただし、
この賞味期限や消費期限については、
正しく理解していない人も多く、
無駄な廃棄へと繋がってしまうケースもあるのです。

賞味期限というのは、
美味しく食べることを出来る期間を保証したものであり、
これを超えたからと言って、
すぐに食べることが出来ないということではありません。

そのため、
賞味期限を超えた食品でも、
個別で判断すれば、
まだまだ美味しく食べられるものもあり

賞味期限が切れたからと言って、
すぐに捨ててしまうのはもったいないのです。

また、比較的、
日本のメーカーは賞味期限を、
安全を見て設定していることもあり、
多くはまだまだ食べられるケースがほとんどです。

個別での判断になりますが、
すぐに捨ててしまうなどしないようにしましょう。

それに対して、
消費期限というのは、
食べても安全な期限を示しているものとなります。

そのため、
消費期限が切れたものは出来れば食べないほうが安心でしょう。

こちらも
多少の安全は見て設定されていますので、
個別の判断で食べてもOKな場合もありますが、
判断は賞味期限以上に慎重さが必要です。

このように期限と言っても、
賞味期限と消費期限では、
それぞれに意味が異なっているということになります。

この期限をしっかりと理解し、
食品の期限については、
適正な判断を下せるようになると、
食品ロスはぐっと減らせることになるでしょう。

ちなみにですが、
これらの期限については、
あくまで食品に表示されている方法で保存されたときの期限となります。

一度、開封したものなどには当てはまりませんので、
開封したものについては、
出来るだけ速やかに食べるようにしたいですね。

 

 

企業の取り組みは?

食品ロスを減らすためには、
家庭での取り組みはとても大切ですが、
同様に企業での取り組みもとても大切になります。

企業では既に様々な取り組みが実践されており、
食品ロスを減らすための活動が続けられています。

例えば、
下記のような取り組みが代表的なものとなります。

1.適正在庫の推奨

メーカーなどでは、
いかなる出荷にも耐えることが出来るように、
在庫を保有していますが、
これが過剰な場合「期限切れ」などが発生することになります。

そのため、
在庫の保有数を見直し、過剰な在庫は避けることによって、
期限切れによる食品ロスを未然に防ごうという動きになります。

 

2.食品の寄付

賞味期限や消費期限が切れなくても、
期限が近付くと、メーカーや販売店などでは
売れ残り品として処分されることになります。

今までこういった食品については、
単純に処分されるだけでしたが、
生活困窮者などに寄付して、
上手く消費しようという動きも広まっています。

また、
これらの食品を動物のエサに利用する動きも広まっており、
それを食べた動物たちがまた食料品になるなどの循環にも繋がっています。

 

3.ドギーバックの推奨

外食店で食べ残しが発生した時、
本来であればまだ食べられますが、
そのまま残してしまっては破棄されてしまうだけです。

そんな時に役に立つのがドギーバックであり、
食べ残したものを容器に移し、持ち帰るためのバックです。

既に提供を開始している飲食店もありますが、
これがあれば
ついつい頼み過ぎてしまっても、持ち帰ることが出来、
家で改めて食べることになれば、
食品ロスを防ぐことが出来ます。

まだまだ、
飲食店によってはドギーバックの提供を行っていないところもありますが、
これからますます広まっていくことに間違いはないでしょう。

消費者として私たちも、食べ残しをする場合は、
ドギーバックがないか
一度、聞いてみると食品ロスを防げると思います。

 

企業の取り組みとしても、
こういった活動が行われています。

先ほど紹介した家庭の取り組み、
ここで紹介した企業の取り組みが進めば、
食品廃棄大国という不名誉な位置づけも
挽回することが出来るのではないでしょうか。

 

 

食品ロス 今後の課題

日本が抱える食品ロスの課題について、
家庭や企業での取り組みが進むものの、

海外の国々と比較すると、
まだまだ遅れを取っていることは否めません。

そもそも
日本が食品ロスで
世界のランキングの中でもトップに位置しているということですら、
日本には知らない人が数多くいるのです。

こういった認識が広まることがなければ、
様々な取り組みも効果は得られず、
これが日本の食品ロスが抱える最大の課題と言えるでしょう。

また、日本独自の環境も、
食品ロスに対する様々な取り組みを阻害してしまう要因となっています。

例えば、
海外と比べてより品質の高いものを届けようとするために設けられた基準や、
高温多湿により食中毒の危険性が高いといった環境が関係しています。

こういった問題をいかに上手く解消し、
食品ロスを防いでいくことが重要です。

また、
食品ロスを防ぐためのサービスは、
新たなものも続々と登場し、

最近では
スマートフォンのアプリを利用したサービスも登場しています。

ここではその一部を紹介します。

1.Reduce Go

https://reducego.jp/

これは、
飲食店などで出てしまった余剰食品をユーザーに提供するためのアプリです。

ユーザーは、
月額で決まった料金を支払うことで、
余剰食品については、
好きなだけ貰うことが出来るというシステムです。

店舗側については、
食品を提供することによって、
ユーザーが支払っている料金の一部が還元される仕組みになっており、
廃棄予定の食品を有効活用出来るとして注目を集めているサービスです。
(主に東京都23区内に対応。対応エリアは順次拡大する予定)

 

 

2.TABETE

https://tabete.me/

こちらも
飲食店などで出た余剰食品と
ユーザーを結び付けるサービスとなっています。

先ほどのアプリと異なるのは、
こちらのサービスでは、
余剰食品の1つ1つ対して、
価格設定が行われるという点にあります。

ユーザーが欲しい商品に対して付けられた価格に納得出来れば、
簡単なWeb決済によって購入することが出来、
期限までに店舗まで引き取りに行くという形になります。

食品ロスに対しては、
日本特有の課題がありつつも、
解消に向けた様々なサービスも登場しています。

余剰食品と言っても、
まだまだ食べられるものであり、
通常の価格よりも安価で購入することが出来るために、
ユーザー側にも大きなメリットです。

今までは単純に廃棄していた食品を上手に消費することで、
今後の日本の食品ロスの軽減に繋がると期待されています。

 

 

まとめ


日本の抱える食品ロスの問題は、
問題そのものとしても、まだまだ浸透していない状況です。

少しずつ問題の認識の広まりや
その解消に向けた取り組みは進んでいますが、
本格的な解消はこれからと言えるでしょう。

食品ロスの大部分は、
家庭から出る廃棄が示しています。

つまり、
食品ロスを減らすためには、企業ではなく、
1つ1つの家庭、
つまり私たち個人個人の小さな取り組みがとても大切だということです。

世界では、
日本では信じられないような環境で、
飢餓に苦しみ、餓死してしまう人たちがたくさんいます。

家庭での取り組みは小さいものでも、
積もり積もれば、
いずれは世界で困る人たちを助ける一助になっていくはずです。

そのような意識で、
日々の食品ロスを減らしていきたいですね。

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