米ぬか 肥料で使いたい!作り方と利用法を解説!虫がわいたらどうする?

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精米した時に出てくるのが米ぬかですが、
捨ててしまうことが多いですよね。

しかし、
簡単に米ぬかだからと言って
捨ててしまうのは勿体ないことを、
多くの人はまだ知りません。

大地のパワーを豊富に含んでいる米ぬかは、
肥料で使うと、
とても大きな力を発揮してくれることになります。

そんな米ぬかを
肥料として使う際の使用方法や注意点、
作り方などを紹介したいと思います。

虫が湧いてしまった時はどのように対処するのか?

こんなところも解説しますので、
ぜひ米ぬかの持つ大地のパワーを、
存分に利用してみて下さい。

米ぬかを肥料で使いたい

玄米を精米した時に出てくるのが米ぬかですが、
多くの場合、
この米ぬかは捨ててしまうことが多くなっています。

中には、
精米後のお米しか買ったことがなく、
米ぬかを見たことがないという人もいるかもしれませんね。

この米ぬか、
普通に考えれば使い道はないのですが、
実は
栄養が豊富で、様々な使い方が出来ます。

パックや食べることによって
美容や健康的な効果が得られるほか、
今回紹介する肥料にも最適なものとなっているのです。

米ぬかには様々な栄養素が含まれており、
窒素やリン酸、ビタミンにミネラル、ポリフェノールなど、
これらの栄養素を上手く取り入れないのはもったいないと言えるでしょう。

ただし、
米ぬかを肥料として使う場合、
全てが全てメリットばかりというわけではありません。

中にはデメリットも存在するため、
その点は、使用前にしっかりと把握しておく必要があります。

そこで、
まずは米ぬかを肥料で使う場合の
メリットとデメリットについて、
紹介していきたいと思います。

 

▽メリット▽

①微生物の活性化を促す

作物を育てる際、
作物そのものや肥料はとても大切な要素ですが、
やはり土がダメであれば、良い作物というのは育ちません。

土作りという言葉がある程、
土というのは重要なわけですが、
米ぬかを肥料として使うことで、
土にも良い影響を与えます。

栄養素が豊富であるため、
土の中にいる微生物の活性化を促し、
土壌の改良が行われるのです。

これにより
作物が栄養素を吸収しやすいという効果が生まれ、
作物が元気に大きく育ってくれることに繋がっていきます。

 

②栄養素のバランスが良い

肥料や土づくりにおいて、
とても大切となってくるのは、バランスです。

何ごともそうですが、
偏っていては、良い結果というのは生まれませんが、
作物を育てる上でも同様の事が言えます。

そのため、
肥料等も栄養素のバランスなどに気を配る必要がありますが、
米ぬかは、その栄養素のバランスが非常に優れています。

何かに特化しているわけではなく、
全体的に豊富に含まれているため、
バランスについてさほど気を配る必要がないというのは、
使うにあたってはとても便利なポイントになります。

 

③撒きすぎてもOK

作物を育てる際、
初心者にありがちなのが、
肥料を撒きすぎて枯らせてしまうといったことです。

良い影響を与えるはずのものも、
過度が過ぎれば悪影響となるわけですが、
米ぬかにあたっていえば、その心配も少ないです。

化学肥料などに比べた時に、
肥料成分としての含有量は多くないため、
多少の撒きすぎはそれほど大きな影響にはならないのです。

ついつい撒きすぎてしまったなんていう時も、
米ぬかであれば、大きな問題にはならず、
これも使うにあたっては便利なポイントですよね。

 

④安い!!

メリットとして大きな要因であるのがこちらです。

地域によりけりではありますが、
無料で手に入るケースや、
有料でも非常にお安い値段で手に入れることが出来ます。

そのため、
家計のお財布にとっても優しいということになります。

成分的にも
撒きすぎても大きな問題はありませんが、

費用面から見ても、
撒きすぎてもそれほど大きな問題にはならないのです。

このように
米ぬかを肥料で使う場合、
いくつかのメリットが考えられます。

どれも大きなメリットであるため、
米ぬかを肥料で使わないというのは、
間違いなくもったいないと言えるでしょう。

ただし、
米ぬかを肥料として使う場合、
メリットと同様にデメリットも存在します。

使う以上、こちらも見逃せないポイントです。

そこで、次にデメリットについて紹介します。

 

▼デメリット▼

①虫が湧きやすい

とても使い勝手の良い米ぬかの肥料ですが、
虫が湧きやすいというデメリットが存在します。

正しい使い方であれば、そういった問題は起きませんが、
使い方には気を配らないといけないということです。

虫が湧いてしまうと、
今度はその虫の対策をしなければならなくなりますので、
作物を育てるどころの騒ぎではありません。

体験談も交えますが、物凄く大変です。

 

②成分が少ないので効き目が薄い

成分の関係で、
多少は巻き過ぎても問題ないと説明しましたが、
これは効き目が薄いということでもあります。

化学肥料から米ぬかに切り替えた場合、
最初は効果の程に「アレ?」と思う人もいるかもしれません。

この辺りの効果という点でも、
米ぬか肥料を使う場合は、見定める必要があると言えます。

 

③発酵による熱とガスの発生

米ぬかを使う場合、
生ぬかの場合は発酵させて使う必要がありますが、
この際に発生するのがガスです。

この熱やガスは、
作物の根腐れや酸素欠乏を招いてしまうために、
発酵については、出来るだけ作物がない状態で行います。

土の中に存在している窒素も消費されてしまい
窒素の飢餓状態も起きるため、
作物に窒素が行き渡らなくなることにもなります。

このように
デメリットについても、
しっかりと把握しておきたいものです。

使い方さえ間違わなければ
便利なことは間違いありません。

メリット・デメリットの両方を理解して、
正しく使いたいですね。

 

 

そのまま使える?米ぬか肥料の作り方

米ぬかを肥料として使う場合、
そのまま撒くというのも1つの方法ではありますが、
事前に発酵させて米ぬか肥料を作るというやり方もあります。

事前に発酵させておくことで、
その後の使い勝手が良くなるため、

初心者の方であれば、
米ぬか肥料を事前に作るというのがオススメです。

 

◆米ぬか肥料の作り方◆

【材料】

  • プランターなどの容器
  • 黒土やもみがら
  • 生ゴミ
  • 米ぬか

 

【作り方】

  • プランターなどの準備した容器に黒土やもみがらと土を入れます。
  • ここに家庭から出た生ごみを投入します。
  • 生ゴミを入れた量に合わせて、米ぬかを追加します。
  • 中をよくかき混ぜて、均等に混ざるようにします。
  • 毎日、かき混ぜるのを繰り返して、10日ほど継続します。
  • 1カ月程度、放置して発酵したら完成です。

材料さえ準備出来てしまえば、
とても作り方としては簡単です。

しかも、嬉しいことに
家庭から出る生ごみを使うことが出来るため、
家庭から排出されるゴミの量も減らせることが出来るのです。

 

 

米ぬか肥料の利用法

米ぬか肥料を無事に発酵させて作ることが出来たら、
いよいよ作物に対して利用していくということになります。

米ぬか肥料の使い方としては、
大きく2つの方法があります。

1つは、
通常の肥料と同様の使い方で、
作物に対して、肥料を撒いていくという方法になります。

一般的な化学肥料などと同じ使い方であるため、
方法としてはそれほど難しくありません。

ここには米ぬか肥料のメリットでもある、
「撒き過ぎても問題ない」
が活きてきますので、
思い切って米ぬか肥料を撒いてOKです。

 

2つ目の方法としては、
土に混ぜ込んで土壌改良に用いる方法です。

米ぬかには、
土壌の微生物を活性化させる効果が高いために、
土壌そのものを改良することにも使えるのです。

作物が育つための土壌が改良されれば、
それだけ元気に作物が育ってくれることになります。

慣れた人であれば、
生の米ぬかを直接、土壌に巻き、
発酵させながら土壌の改良も行うという人もいます。

これはしっかりと管理出来れば、
決して出来ないことはありませんが、
撒き過ぎなどによる虫の大量発生の危険性もあるので、
安全を考えるのであれば、
発酵した米ぬかを撒くというほうが良いでしょう。

米ぬか肥料の使い方としては、
大きく2つのやり方がありますが、

正直、
米ぬか肥料のような有機肥料の使い方というのは、
人それぞれによって違います。

これは正解というのが、
人それぞれで違ってくるからです。

そこで、
まずはベースのやり方を学び、
少しずつ自分が求めているものや、
やりやすい方法というのを追い求めていくのが良いのでしょう。

 

 

虫がわいたときは?

慎重に行ったとしても、米ぬか肥料を使っていると、
どうしても虫がわいてしまうときというのはあります。

初めて、虫がわいたときというのは、
何とも言えない光景に、
正直ビビること間違いなしです。
(特に虫が苦手な人は・・・)

私も最初はかなり処理に手間取りましたが、
今ではすっかり慣れて、虫がわいても何のそのです。

では、
その虫がわいたときにどのようにすれば良いのか
ということですが、

手っ取り早いのは、
虫がわいた肥料を透明のビニール袋に入れて、
日当たりの良い場所においておくことです。

これだけで虫は死滅し、
良い肥料へと変わっていってくれます。

虫を殺すためにということで、
熱湯をかけたり、殺虫剤をかけたりという人がいますが、
これでは、良い肥料にはならないので決してやらないでください。

虫がわくというのは、
考え方を変えれば、
それだけ良い土壌や肥料だということでもあります。

虫もわかないような土壌や肥料で育てられた作物が、
新鮮で健康に良いかということを冷静に考えると、
虫がわくのも悪くないのかと思えてくるはずです。

ただ、
やはり虫がわいた処理や
その光景はちょっと避けたいものがありますので、

米ぬか肥料を使うとき、
特に発酵させるときには、やり方には注意しましょう。

 

 

まとめ

今回は、米ぬか肥料の使い方を説明しました。

格安で簡単に手に入る米ぬかを、
肥料として使うことが出来れば、
かなりお得であることは間違いありません。

その使い方は、
少しポイントがあるものの、

慣れてくれば、
メリットのほうが大きく感じることでしょう。

私は、今は、すっかり肥料は米ぬか派ですが、
色々な方法を試しては、
自分に合った方法を模索しています。

時より大量発生する虫には慣れることはないですが、
それも回数を重ねていくと、
不思議と慣れてきて、
虫がわいたな~と冷静に見つめられるはずです。


 

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